2018/9/9 KAT-TUNヴァージン捨てて来た
日記的なものを9月9日に書いていましたが、ずっと下書きに入れっぱなしでした。
今こんな謎のタイミングであげておこうと思います。
前日譚みたいなものはこちらです。
ライブに行くにあたっての、当くだらなブログ内でも随一の呼び声高い、くだらない話。
でも冒頭の歌詞はうまいことリリックはめたと思うんだけどねぇ。
これよりまだもうちょっと内容に触れている、が今読み返してもほぼ覚えてないことが伺えるレポ的な何かになりたかったもの。
これはただの、2018年9月9日の日記です。
10:16 東京発の上越新幹線。
私はそもそも新幹線に1人で乗ったことがなかった。九州の民だから。飛行機しか乗ったことがない。持っているチケットを、どうすれば乗車できるのか、そこからまずわからない。さっき改札を抜けたのに、また改札がある…?なぜ………時間に余裕を持って家を出て来て本当に良かった。
KAT-TUNのコンサートに行こう!と決めたのはちょうど3週間ほど前。あっと言う間に当日になってしまったけど、なんだか実感がまだない。
都内在住なのに、 初めて行くコンサートが新潟だと、別グループのオタク友達に伝えたら「なぜ新潟!?」と笑われた。
なんかタイミングが良かった、としか言い様がない。栃木より北に行ったことがなかったので、単に知らない土地に行けるということも楽しみだった。
新幹線には何とか乗れた。普通の改札で1回、新幹線の乗り換え改札でもう1回、きっぷを通せば良いということがわかった。それを、乗り換えと呼ぶのか、JRよ。しかしKAT-TUNのおかげで人間力があがった。もう新幹線怖くない。
昨日は夜遅くまで起きていて、朝はまあまあ早くに起きたから、新幹線で寝れば良い、と思っていたけど全然眠れなかった。
私、もしかしたら興奮しているのかもしれない。
もう新潟駅から、既にKAT-TUNのツアーグッズを持った人が沢山いる。みんな、これから同じところに向かって、同じ時間を共有するんだ、と思うと無性に照れくさい。どうしよう。別にどうする訳でもないのに、お昼ご飯候補だったお店にKAT-TUNのツアーグッズを持った人がいると踵を返してしまう。別に何が起こる訳でもないんだけど、とはわかりつつ。
この日の新潟、風が強く、雨。天気がめちゃくちゃ悪い。天気が悪い、というのは想定外だった。私、天気予報を見ずに来たのだ。折り畳み傘だけは持っていたけど、強風のため心許ない。
うろうろしていたら時間がどんどん経ってしまっていた。気付けば1時間半ほど新潟をうろついていた。たくさん歩いて疲れていたから、座ってゆっくりご飯を食べたかったけれど、もうこれからゆっくりするのも何だし、さっと食べられるものにしよう、とバスセンターのカレーを食べた。有名な、黄色いカレー。スパイスが効いていて、身体の内側からじんわり温まるカレーだった。少し汗をかいた。
すぐそばのバス乗り場から、朱鷺メッセ行きのバスに乗った。車内はKAT-TUNのライブへ行く人ばかり。あ、あれは7年前の、4年前の、2年前の、この前の……色んな時代のKAT-TUNのグッズを持った人達。私はこれまでずっとKAT-TUNのライブに行ったことがないけど、ここにいる人達はみんなそれぞれKAT-TUNのライブへ行って買った、お気に入りのデザインのバッグを今回持ってきているんだなぁ、と思った。KAT-TUNがこれまで沢山ツアーを、ライブをやって、その都度作るものが誰かのずっと使いたいお気に入りのものになっていってる。なんかすごく良いなぁって。
新参者ですが、今日はよろしくお願いします、と心の中で周りの人に言っておいた。
会場の「グッズ購入順路」に従って進むと、巨大なグッズ売り場。
アプリで購入がスムーズになるんだ、と思い出してKAT-TUNのグッズ購入アプリを立ち上げる。欲しいものを吟味。私が富豪だったら全部100個ずつ、とか謎の購入して、KAT-TUN部屋〜CASTの思い出〜みたいなの作って全部飾る、とかしたいんだけど、残念ながら富豪ではないので吟味します…。
アプリで生成したQRコードを、グッズ販売のお姉さんに読み取ってもらい、お姉さんがグッズを持って来てくれる。
「では、購入商品の確認をします。
亀梨さん1点、上田さん1点、中丸さん1点、ペンライト、パンフレット、お皿、亀梨さん1点、上田さん1点、中丸さん1点…
もう一度確認致します、中丸さん1点、上田さん1点、亀梨さん1点…」
亀梨さん1点…
上田さん1点…
中丸さん1点…
亀梨さん1点…?上田さん1点…?中丸さん1点…?
永遠にグッズの確認をされているのかと思うほど、しっかり確認をしてくれたが、もう笑いを堪える方が大変だった。
なんだこの時間。きちんと確認しないと間違って購入しては大変だという素晴らしい気遣い、なのはわかるんだけど笑、え!笑笑!面白くない!?笑 亀梨さん1点、上田さん1点、中丸さん1点!?笑
よくわからないけど、シュールの極みを感じた。このシュールを感じるために次来た時、職を失い埃を食って生きていたとしても、最低限うちわは全員分買おうと思った。
まだもう少し時間があったので会場をうろうろしていたら、ツイッターで知り合った方から連絡をいただき、ご挨拶をさせていただいた。
いやぁ、KAT-TUNを好きでいたら、こうして知り合いが増えたりするのだから、本当にすごい。KAT-TUNが人を繋いでいるんだなぁ、と感じる。
そもそもこうしてコンサートに行くのも、ツイッターで仲良くなった方がタイミング良くライブ同行の募集をかけていたから、「あ、今しかない」と思ったのです。
チケットの譲渡や同行関係って、騙し騙され、みたいなことが残念ながら今だにあったりして、お金が絡むことだし、凄くシビアにならなくてはいけないことだと思うんですけど、私は運良く「この人とだったら一緒に行きたいな」って人だったのですぐに決めてしまいました。ネット上の振る舞いなんてどうとでもできるから、一概に良いこととは言い切れはしませんが。
でも、相変わらずKAT-TUNが好きだったとしても、私ツイッターやってなかったらきっとここに来てなかったよ、カメちゃん。インターネットは怖いことばかりじゃなかったよ、とインターネットを怖れる亀梨くんに伝えたい。
心配していたペンライトのスイッチは、すぐわかりました。私のような素人にもオンオフがわかりやすいペンライト、ありがとう。
座席はいわゆるバクステ前の4列目、ど真ん中。これがどういうことか、私にはさっぱりでした。1番後ろの端っこにでも入るような気持ちで来てたので「意外と中央」という所感。
手拍子が始まって、会場が暗くなって、あー、あー、いよいよ始まってしまうんだ、KAT-TUNがいる空間にやって来てしまったんだ、あー、あー…。
双眼鏡は持ってないし、そんなに必要かどうかわからなくて買う気がなかった。スクリーンあるし、きっとどこにいてもKAT-TUNのライブなら楽しめるようにしてくれるんじゃないかな、という気持ちでやって来ていた。私、新参者のくせにKAT-TUNに絶対的信頼を置いている。
うちわ、誰の持つか問題は、大層悩んだ末、上田くんのうちわを持つことにした。
今となっては本当に比べたくなんかないくらい、KAT-TUNを守り続けて、KAT-TUNをこれからもかっこ良くし続けてくれる3人が同じように大好きだけど、KAT-TUNを好きになった中学生の私が寝ても覚めても大好きだった上田くんのことを、特別扱いしたくなってしまいました。特別扱い、ほんとはしてないけど、今は。すごく悩んでしまうので3人の集合うちわを早急にお願いしたい所存。
KAT-TUNは上から登場するらしい、と聞いていた。
なのにどこから現れたのか、一瞬わからなくて視線が彷徨った。え、どこから歌聴こえてる…?…ああ、上だ…KAT-TUN、降臨したんだ。
キラッキラの衣装を纏ったKAT-TUNが空からゆっくり降りて来て、ライブが始まった。
メインステージまでは体感1kmだけど、ほんとはたぶんそんなにない。でも、あまりにも遠くの、天空から降りて来るKAT-TUNが、私と同じ空間にいるなんて、まだちょっと信じられない。
ていうか今朱鷺メッセの全長調べたら140mだったんですけど。え、まじかよ、1kmだと思ったよ…距離感………。
凄まじいレーザーと、炎が上がって、うわぁ、これがKAT-TUNのライブだ…エンターテイメントだ…と思いながら、なんだか夢の中に来たみたいだった。
あまりにも現実味がない。
で、何曲かこなしながらムビステで後ろの方にKAT-TUNが近づいて来て、ちょっと恐ろしかった。だって、さっき1km先にいたKAT-TUNが、5m先に来たんですよ。
え、近、近、近い。全然双眼鏡とかいらない。私の家のリビングの端と端くらい。うわ、うわ、上田くん、中丸くん、うわ、いる。2人とも脚が2mあるし、頭おにぎり、そしてかっこいい顔。
で、始まった曲がONE DROP。
KAT-TUNほんとにいたんだ。
フォーメーション変わって、亀梨くんがこっちを向いて、目があった気がする、ってオタクがみんな言うやつ。合ってないよほんとは。下まつげ、たぶん2センチくらいあるな、カメちゃん本当に綺麗だな、って思ったら、泣けてきてしまった。
あー、泣きたくなかった、KAT-TUNのライブではずっと笑っていたかったんだけどなぁ、と思いながら、すぐ近くで踊る彼らを眺めていた。
あ〜〜目が足りない、私が足りない。
3人いるから3人とも見たいのに、目玉2つしかない、足りない。
帰りの新幹線も自由席で帰った。
時間が少し遅かったからか、自由席でも空いていた。
お土産に笹団子をいただきました。本当にありがとうございます。
KAT-TUNは本当にいたんだ、かっこよかったなぁ、かわいかったなぁ、すごかったなぁ。
何がどうとか、彼らが何を喋っていたとか、あんまり詳しく思い出せないけど、確かにこんなにかっこよくて、かわいくて、すごい、のは、ずるい。あんなにすごいもの一回で全てを感じ切るなんて無理だ。彼らのいるあの会場へ何度も行って、もっともっと色んな視点で、彼らのやっていることを全て受け止めてみたくなるのは仕方ないことなんだと思う。
沢山歩き回って、謎の緊張をしたりして、すごく疲れた。完全に疲労困憊。
なのに帰りの新幹線は、KAT-TUNのことばかり考えてしまって、一睡もできなかった。
眠れないのでパンフレットを読んだ。
それぞれのおすすめグッズが書いてあって、かめちゃんは全部推しだけど、特にバッグやタオルなんかのモノグラム柄のグッズ、中丸くんはお皿、たっちゃんはうちわとパンフレットだった。
あ〜〜良かった、それぞれのおすすめグッズ全部買えてた。うちわは誰のを待つか本当に悩んだけど「持って欲しいがために考えて写真を撮ってるから」って言っていたので良かった〜〜となった。
KAT-TUNて本当にいたんだ、とは思ったけど、現実味がない。
夢みたいな時間だった。
途中でトイレに行くために車内を移動したら、どこの車両も静まり返っていて、靴を脱いで座席に寝転がって眠る人もいたりして、この電車に乗っている人、みんながみんな眠りについてしまったかのようだった。
まだ22時なのに。
明日は休みを取った。
夢みたいだけど、KAT-TUNは本当にいたし、あの3人は明日もKAT-TUNであり続けるんだ。
KAT-TUNが明日もKAT-TUNであること、それは当たり前のことじゃない。なのに3人はKAT-TUNでいてくれる。本当にありがとう。
3人がKAT-TUNでいてくれたおかげで、私はKAT-TUNが本当にいることを知れたよ。
夢みたいな時間をありがとう。
2018.09.09